私の彼氏は俺様くん!?

なんなら、本人に聞いてみようかな。

そっちの方が正確でいいよね!

よしっ

私は翔羅の席へ行った。

「ねぇ、しょ、翔羅。聞きたい事あるんだけど。」

私は、ぎこちなくそう言った。

「ん?聞きたい事って何?」

うわぁ~、やっぱ止めといた方が良かったかも…

で、でも。

今になって後悔してもあれだし…

思い切って聞いてみようかな。

「あのさ…、翔羅って、元ヤンなの?あ、あと、俺様系の男子なの?」

あ、固まってるよ…

聞かなかった方が良かった。

「あ、あのぉ~?」

私が口を開いた、その時-…

「きゃっ!…」

突然翔羅が、私の腕を引っ張り、教室の外へと連れだした。

な、何する気!?

私は、翔羅に、引っ張られるがままに連れていかれた。