「なっ何!?」

「え?」

「今っ!!音っ!!」

「音?…あぁ…それ「おはよ…。」」

「あ、朱くんおはよ。」

「澤嶋…?」

「あれ?守崎じゃん。」

「はっ!?何でいんのっ!?」

「いや、それ俺のセリフだし。守崎は客?ちぃ。」

「そーだよ、朱くん。あーちゃん私たちの事心配して来てくれたんだって。」


千沙野に茜の驚きは伝わっておらず、平然としたように朱と話をしている。


「朱くん着替えてきなよ。」

「めんどいー」


朱はそう言いながら冷蔵庫を探りだした。


「ちぃ、何か作って?」

「あー…パスタでいい?」

「うん。」


朱の返事を聞くと千沙野はパスタを作りに厨房へ入っていった。
朱は茜の隣に座った。


「で、守崎は何を確認しに来たって?」

「澤嶋とちさが上手くいってるかどうかよ。……てか何で澤嶋がここに住んでんの?ちさはさっきあんまり会ってないって…。」

「あぁ…俺最近忙しかったから。昨日家に久々に帰ってきたって訳。」