1 幼馴染

私とみーまとりょうとの関係が始まったのは4歳だった。

       


私とみーまは4歳の時にこの町に引っ越してきた。





同じくりょうも4歳の時私の隣の隣の家に引っ越してきた。(私とみーまは双子)

      



この町はできてたったの4年しかたってないニュータウンで



人も多かったし、引っ越してくる人も多かった。

 


子供が同い年というのもあってか私の両親とりょうの両親はすぐに意気投合して一緒に旅行 に出かける中までになっていた。

      






私とみーまとりょうは幼稚園、小学校、中学校と一緒だった。




偶然にも私とりょうは中1、2年生と同クラで・・・。








一いつから私はりょうに恋してたんだろ・・・。一

   





   
なんとなく私は勝手に「私とりょうは結ばれる運命なんだ」ときめつけていた。







一でもそれは違った・・・違いすぎた一







私とりょうとの関係が崩れ始めたのは、中2の夏休みで





りょうはいきなり私に言った・・・

  



「俺さー、みーまのことすきなんだょ。」





  


私はこの瞬間鮮やかな木や草がモノクロに見えた。







「なぁ、まみ・・・協力してくんないか!?」





信じられなかった。




      
りょうが好きになった相手がまだ他の子なら仕方がないと思えた・・・。





他の子でも思えなかったかな・・・?






だって、私とみーまは双子で顔もなにもかも一緒・・・なのになんでりょうは私じゃないみ 
ーまを選んだの?





聞きたかった・・・でもそんなの聞けるはずもなく






「ぅん、ゎかったぁー」






と真実なんてひとかけらもない返事をして、気持ち1つもこもってない作り笑いをし  
て・・・。




私はなにやってんだろーと思う。





「まじ!ありがとっめっちゃ嬉しいょ!ぁ、でもみーまには言わないでね」




「ぅん。。。当たり前じゃんっ!」




って明るく振舞って満点の笑顔?なのかな?






きっと悲しい笑顔してるに違いない・・・。





一なんで・・・なんで私じゃないの?だって私とみーまは全く一緒じゃない・・・。一





そんなこと考えながら家路につく。

 



帰りたくないな・・・だって家にはみーまがいるんだもんな・・・。

               


                
「バイバイ」

        


って大きく手を振って笑顔で・・・。

 




ぎこちなくないかな・・・笑ってるかな・・・泣きそうな顔してるだろうな。

              




「ぉぅ、またなっ!」

 




かっこいいな、可愛いな・・・りょうは勉強できるしスポーツ万能学年で1、2を争うモテ男・・・。






どれくらい告られてるのかな?

      






までりょうのために告ってきた男子ふってきたのになぁー