≪奈央可side≫ 私は、一宮先生を呼び出した。 今日はあの事を聞きたかったから。 「あ、あの…急にスミマセン」 「ううん、で?要件は?」 「あの、理子がやめた事について何かくわしく知ってますか?」 「…」 先生は少し目を伏せた。