「理子ー?今日も予備校でしょう??」 下でお母さんが私に呼びかける。 でもなぜか行く気がしない。 前までは予備校で勉強するのが楽しみだったのに… はぁあああッ 行きたくなーい。 「はぁああーーーーッ」 何なのよ、勉強なんて…… 楽しいだけじゃ出来ない。 分からないと理解しないと勉強を楽しめない。 「でも…行くしかない、よね」 だるい気持ちを抑え私は鞄を持ち玄関に向かう。