保健室の先生【短】

山崎の手をはずして立ち上がった。


「先生みててね。」


私はこの姿でジャンプした。
もっと知ってもらいたくて、もっと見てほしくて。

ぶよぶよとゼリーのように揺れているものがある。

…嬉しい。先生、もっと見て。


「お前には2つの顔があるんだな」

「へっ、二重人格ですかあ?」

「ちっ、違うよ。」

山崎は説明しはじめた。

「1つはここだろ。」

山崎は私の顔を指差した。

「もうひとつは…。」