「暑くねぇのかねぇ、被り物って。」 「どうだろうなぁ、山田ぁ。 だけどなぁ、俺は英語のことを考えてほしいねぇ。」 ふと零した声が思ったより大きかったらしく、担任であり英語の担当である藤木が目の前に立っていた。 やらかした… わし、確実にやらかしたぞえ。