「そうそう、その冷血漢、名前からして冷蔵庫みたいなのよ。

ヒムロリョースケっていって」
 


「こんな字を書くんだよ」


言いながら、都季嬢はヤナギから借りたボールペンでテーブルの上にあったメモパッドに書きつけた。
 



氷室涼輔、と。