都季ちゃんは、相変わらず才気煥発というか、天然ボケというか、なかなかいい味を出していた。 氷室氏も、以前のような近寄りがたさが薄らいでいる。 氷室氏の人生は、都季嬢と歩みつづける限り、多少はスリリングなものになるかもしれない。