『飲み物持って来るね』



春馬がそう言って部屋を出て行ったから


今は空来と俺の2人だけ。


空来は急に不安そうな顔になった。



「とりあえずは俺が話すから


空来は何か言いたいことができたら


割り込んででも言っていいから」


「うん、分かった」



そうは言ってるけど顔は安心してない。



「カルピスで大丈夫?」



春馬がジュースとコップを持って


部屋に戻って来た。



「「うん、大丈夫だよ」」



あ、空来とハモった。



「お前らどんだけ仲良しなんだよ」



春馬は笑って言ったけど


いつもの元気な感じじゃない。


春馬も春馬で色々考えてることが


あるんだろうけど


俺も俺で春馬に言わないといけない


ことがあるんだよね。