─帰宅後─


もう時計の針は8時前を指していた。

私は昼間から考えていた文章を携帯の画面に打ち込む。

何度も、何度も間違っていないか、変じゃないか確認して送信した。

《To:陽汰先輩
Sub:おめでとうございます!

誕生日おめでとうございます(*^^*)
部活頑張って下さい!
陽汰先輩って今でも陸上続けてるんですか?》

返信は20分後に返ってきた。

《From:陽汰先輩
Sub:ありがとう

まさか心向ちゃんも俺の誕生日知ってると思わなかった。
部活はバスケ部だよ。
あれ、言ってなかったんだっけ?》

《To:陽汰先輩
Sub:

いえいえ(^O^)
バスケ部ですか!
私も球技の中ではバスケが一番好きですよ(*^^*)》