紙袋をぶらぶらと無造作に揺らしながら私は携帯の時計に目をやった。
そろそろ20分経つなぁ。
と思った瞬間、
「・・・心向」
後ろからユウカちゃの声がした。
「ユウカちゃん・・・っ」
私は振り返ると共に体がピタリと止まった。
「ユウカちゃん・・・?どうしたの・・・?」
ユウカちゃんの顔は真っ赤だった。
一目で泣いたあとだと分かった。
目も腫れていて瞳にはまだ涙が溜まっている。
「ユウカちゃん・・・?」
「至に・・・ふられた・・・」
ユウカちゃんはそう言って私に抱きついた。
「苦しいよぉっ。心向、助けてぇ・・・っ。ふられちゃったぁ・・・っ」
また泣き出しそうな声で、今にも消えてしまいそうな声でユウカちゃんはそう言った。
そろそろ20分経つなぁ。
と思った瞬間、
「・・・心向」
後ろからユウカちゃの声がした。
「ユウカちゃん・・・っ」
私は振り返ると共に体がピタリと止まった。
「ユウカちゃん・・・?どうしたの・・・?」
ユウカちゃんの顔は真っ赤だった。
一目で泣いたあとだと分かった。
目も腫れていて瞳にはまだ涙が溜まっている。
「ユウカちゃん・・・?」
「至に・・・ふられた・・・」
ユウカちゃんはそう言って私に抱きついた。
「苦しいよぉっ。心向、助けてぇ・・・っ。ふられちゃったぁ・・・っ」
また泣き出しそうな声で、今にも消えてしまいそうな声でユウカちゃんはそう言った。

