─翌日,バレンタインデー─
「おはよっ、心向」
「あ、ユウカちゃん。おはよ」
私達の手にはきっちりとチョコの入った紙袋が握られている。
今日は女の子の一大イベント。
先輩に・・・渡せるかな。初めて好きになった人だもん。この恋は大事にしたい。
でも私はいまだにユウカちゃんにあの一切れは先輩へのチョコだと言えていない。
「・・・至、絶対に他の女の子からも貰ってるよね・・・」
ユウカちゃんのその寂しそうな声で我に帰った。
「え、そんなこと・・・ッ」
「でも至モテるじゃん。あたしなんかじゃ・・・」
ユウカちゃん・・・可愛い!!自分綺麗だって分かってないんだ!?恋する乙女って可愛い・・・!
「うぅん!もし貰っててもユウカちゃんのチョコも貰ってくれるよ!!ユウカちゃん綺麗だし可愛いもん!!私が保証する!」
「心向」
私が笑うとユウカちゃんも笑っていた。
「おはよっ、心向」
「あ、ユウカちゃん。おはよ」
私達の手にはきっちりとチョコの入った紙袋が握られている。
今日は女の子の一大イベント。
先輩に・・・渡せるかな。初めて好きになった人だもん。この恋は大事にしたい。
でも私はいまだにユウカちゃんにあの一切れは先輩へのチョコだと言えていない。
「・・・至、絶対に他の女の子からも貰ってるよね・・・」
ユウカちゃんのその寂しそうな声で我に帰った。
「え、そんなこと・・・ッ」
「でも至モテるじゃん。あたしなんかじゃ・・・」
ユウカちゃん・・・可愛い!!自分綺麗だって分かってないんだ!?恋する乙女って可愛い・・・!
「うぅん!もし貰っててもユウカちゃんのチョコも貰ってくれるよ!!ユウカちゃん綺麗だし可愛いもん!!私が保証する!」
「心向」
私が笑うとユウカちゃんも笑っていた。

