*ふわり、はつこい*

「てゆか・・・」


速水くんは頭を掻きながら続けた。


「三瀬の私服、可愛すぎじゃね・・・」


私は照れくさくなった。

きっと顔も真っ赤。


「そ、そんなことないよ」


見慣れない私服姿は二人の鼓動を早くした。


「行こうぜ」


速水くんは私の手を引いて歩き出した。


「どこ行くの?」

「水族館!」

「!楽しみ!!」


いい1日になれば、いいな。