「────・・・っ俺にしろよ!」







速水くんは叫ぶようにそう言った。



「だって、それじゃ私は速水くんを利用しちゃうよ。先輩を忘れたくて速水くんと付き合うことになっちゃよ・・・っ」




「それでもいい!利用していい!三瀬が好きなんだ!!」


気付いたときには、私は速水くんの腕の中にいた。