シュンとのデートから
久しぶりに、シュンから連絡がきた。

シュンは

「今週、会えないかな?」

と言ってきた。

私は、前に、おばさんに言われた事を思い出していたけれてど

シュンには、会いたくて

「うん。いいよ。」

と会う約束をした。

その日は、二人で居酒屋へ行き
そのあと、シュンの自宅へ行った。

シュンは、私に

『考えておいて。』

の………………。返事を聞いて来なかった。

私も、自分から、話す事もしなかった。

二人で、ただ、静かな時間をのんびり過ごしていた。

時間がたつのは、かなり早かった。

私は、そろそろ、帰ろうかな。というオーラを出していた。

そしたら、シュンは私の『帰るオーラ』に気付き。

「リエ。今日。泊まっていって。」

とか細い声で、言ってきた。

私は、少しごまかした感じに。

「本当に、言ってんのー?」
「マジ?」
「なんで?」

とか、シュンに質問していた。

シュンは素直に

「まだ、一緒にいたいから。」
「帰って欲しくないから。」
「帰らせたくない。」

とか、私の質問に真面目に答えていた。

私は、仕事の休みをしばらく取って
シュンの家に泊まる事にした。

一日目は、シュンと前に、戻ったみたいな気持ちになっていた。

二日目は、シュンが、私に、手作りピラフを作ってくれた。
私が、グリンピースが嫌いなのは、シュンも知っていて、わざわざ、一つずつ抜き取ってピラフを作ってくれた。

料理好きのシュンが作るピラフは、すごく、美味しかった。

三日目は、さすがに、そろそろ帰らないとマズイかな?という、思いがしてきた。

私の友達からも、シュンの自宅に電話がきて
私の事を探していた。

その理由が
その時に、付き合っていた男(ひと)が、私と連絡が取れないのを、変に思い、私の友達に連絡したりして、地元では、ちょっとした騒ぎになってしまっていた。

シュンに、もう、帰る事を伝え
シュンは、【仕方ない。】といった感じで
私を自宅まで送ってくれた。


シュンと、幸せな時間を過ごしてしまった私は、現実に引き戻されて、辛かった。


地元に戻って来たら、今、付き合っている男が(ひと)私を探していた。

私の家にまで来ていた。

私が、帰って来たのが分かると
私を、外に連れ出して
『話がある。』
と言ってきた。