久しぶりに、会ったシュンは、私に

「久しぶり。元気だったか?」

と優しく声をかけてくれた。

私は、少し、気まずさがあったけれど

「うん。」

と返事をした。

シュンは

「なら。よかった。」

と微笑んでくれた。

そんな、シュンの姿を見て私は、胸が締め付けられそうな、思いになった。

本当は、いろいろな話をしたかった。
謝りたかった。

でも。私は、言う事が出来ずに

「じゃーね。」

と家の中に入っていってしまった。

家の中に入っても
シュンがまだ、いるのか?気になり、自分の部屋の窓から、外の様子を見た。

シュンは、まだ、ジュンちゃん達と話をしていた。
私は、シュンの姿を見ていた。

しばらく、時間が立ち、シュンが帰る気配があった。
私は
『あ~。帰っちゃう。もう、会えなくなる。』と思った。

シュンも、私の家を見つめていた。

とっさに、私は、隠れてしまい
次、見た時は、シュンは居なくなっていた。

でも。まだ、ジュンちゃん達は、外で話をしていて、なかなか、帰る気配は無かった。

私は、出かける支度をして、外へ行くと
ジュンちゃん達は、まだ居た。

でも、シュンだけは居なかった。

ジュンちゃんが

『リエちゃん!』
と声をかけてきた。

私は、平然を保ちながら

「な~に?」
と返事をした。

そしたら、ジュンちゃんは

『久しぶりに、シュンに会って、どうだった?』
と聞いてきた。

私は 【嬉しかった。】 と素直な気持ちは言えず。

「え。別に。」
と素っ気ない返事をしてしまった。

ジュンは、続けて私に、質問をしてきた。

『今度。シュンと遊ぶ気ない?』
と聞かれた。

私は

「いいよ。」
とすぐ、答えた。

そしたら、ジュンちゃんは

『また、みんなで、遊ぼうよ。』
と言ってきたから

「うん。そーだね!」
と返事をした。

シュンと私も別れてしまったけれど

ジュンちゃんとヨーコも別れていた。

私も素直に

【また、遊びたい】
と思っていた。