シュンと自然消滅しちゃった。

私は、自分がバカらしく思えて
自分にムカついて。ムカついて。どーしようもなくなっていた。

がんばってたのに、結局、そのせいで
シュンは私から離れていっちゃった。

【もう!いーやー!】

とプツンと何かが弾けた感情だった。

また、夜遊びをしだし
先輩、友達とたまったり

荒れだしていた。

もちろん、家庭教師なんか、バックレて。

何度、父にぶっ飛ばされても
遊び呆けていた。

しまいには、家に帰らなくなり

【どーせ帰っても、ぶっ飛ばされるなら、もう、帰らねー!】
と少しの荷物をまとめて、家出をした。

夜の繁華街に 毎日行き
その日、その日、夕飯ごちそうしてくれる人
寝床を与えてくれる人

と探して、その日凌ぎの生活をしていた。


そんな事をしているウチに
たまたま、ナンパされた相手が
地元の先輩だった。

名前は知っていたけれど
顔は知らない

5つも年上の人だった。

その人は

『ウチにくりゃーいーじゃん!』
と言い、居候させてくれた。

でも。
私の自宅から歩いて15分くらいの距離しか離れていないし
探されてて、見つかったら
ヤバい!と思って

結局、学校にも行かなくなり
その人の家に居っぱなしだった。

そんな日が続いていたら

その人が
『付き合ってよ。』
と言ってきた。

私は、シュンの事がまだ、気になっていたから
返事をしないで、濁らしていた。


久しぶりに、友達と
夜遊びをしに、行った。

そしたら、友達が
『シュン君、リエの事、探してるよ!リエが居る先輩ん家に行って、先輩と話つける!って言ってたよ。』
と聞いた。

【ダメ!シュンには、迷惑かけれない!】

と咄嗟に思い。

私は

「やめさせて。その先輩と付き合うから!ってシュンに伝えて。」

と言っていた。

先輩ん家に帰った私。

そしたら、その先輩は
『どこ行ってたの?』
と聞いてきた。

私は
「遊びに行ってた。」
と悪びれた様子もなく答えたら

先輩がいきなり私を殴ってきた。

私は。
【はぁ~?!殴られる意味わかんねー!】
と先輩に突っかかった。

先輩は
『俺が、付き合ってよって言ってて、俺の気持ち知ってんだろー?』
と言ってきた。

私は、やけになっていたし
シュンには、迷惑をかけたくない。って気持ちがまた、溢れてきて
軽いノリで
「いーよ。付き合うよ。」
と言って、付き合う形になった。