私のプライドは
シュンを自然に傷つけていた。

私に、会いに来ても
私は、会わない。

私に、電話をしても
私は、出ない。

そんな事を、少し続けていたら

シュンは

「リエは、俺の事、冷めたんだな。」

と周りの友達に話をしていた。

それでも私は、自分のプライドのせいで
シュンに連絡しなかった。

それに、また、シュンに
迷惑をかけるのだけはイヤだったから。


私が
きちんとした生活をし直せば
いつかは、親も折れてくれると思ったし。


私の
意地っ張りの性格が
こんな形で、丸出しになってしまった。

友達との遊びも
かなり控えて、学校以外では
遊ばない様に我慢した。

今まで、勉強もしていない私に、親は
【受験生だから。】
といって、家庭教師まで付けだした。

仕方なく私は、我慢しながらも
続けていた。

少しの我慢。

と自分に言い聞かせながら。

意地になっていた。