シュンに、私の嘘がバレた時

シュンは、本気で怒っていたのは、わかっていたけれど

まさか。
別れる事になるとは、思ってもみなかった。


あの後。
私は友達と
飲食店には寄らずに、真っ直ぐに帰った。

家に着いても
シュンの気持ちが、どーなのか?なんて
考える事もしないで
のんきに、シャワーを浴びて
布団へ潜った。


次の朝。

シュンから、電話がきた。

私は
【怒っているだろうなー。あやまればいっか。】

みたいな気持ちで

「もしもし?昨日、ごめんね。」

とシュンに言ってみた。

シュンは

「俺。嘘はやだよ!なんで?嘘ついたんだよ。」

と私に質問をしてきた。

嘘が、バレてる事に気づいてた私でも。
言い訳する、言葉が見つからなくて

ただ。黙ってる。

とゆう、卑怯な手を使ってしまった。

シュンは

「無事に、家にいたなら、もう、いいやー。」

と言ってきた。

私は、勝手に
【許してくれたんだ。】
と思った。

でも。シュンは。

「俺。なかなか、リエに会いに行けなくて、リエが遊んじゃうのはわかるよ。」
「でも。俺と会えない時は、【あーやって、他の野郎と遊んじゃうんだ。】とか思うと、たえらんねーよ。」

「………………。うん。ごめんなさい。」

「それに。嘘だけは、本当にやだ。」

「……。うん。」

「もう。別れよう。」

シュンは、凄く重たい言葉を私に言った。

私の次の声を聞かずに
シュンは、受話器を置いて、電話を切った。

私の耳に入ってきたのは
シュンの声じゃなく

電話の
『プーッ。プーッ。プーッ。』
とゆう、音だった。