あの日。
シュンと出会って居なかったら
こんなにも辛くて、ただ立ち止まったままの私は居なかったらはず。

初めて シュンに会ったのは
幼なじみの親友とゆうだけの出会いで
2人とも、何の意識もしていなかった。

私から見た
シュンの印象は
『無愛想』『無口』『怖い』の三拍子で
いい感じ……といった印象は全くなかった。

話をかけても
「あ~。」「うん。」と言った返事だけで
ますます。印象が悪かった。

別に、紹介とか……ってゆう目的で出会った訳じゃないし
その場に、たまたま来た男(ひと)
無理して合わせなくても
いーやー。って私は思った。

でも。
シュンの姿が目に入ってきて
シュンに対しての悪い印象から

時折、見せる 少年ぽさが残る笑顔や
キリッと引き締まった男らしい部分の表情をする、シュンの姿を見た私は
気づいたら、いつの間にか、シュンの事を目で追ってる自分が居た。

一緒の空間で過ごしてるウチに
悪かった印象は、いつの間にか無くなっていて
一緒に遊んでいる事が楽しく感じていた。

私は、シュンの傍に自然に居た。

第一印象が悪かったのに。
わずかな時間で、印象が変わって
自然に、シュンと私は会話が弾み
『楽しい。』と思えた。


そんな出会いの、私たちだった。