ここに在らず。



「…そ、そうなんです!私嬉しくて。またトウマさんにお会い出来るなんて思いもしなかったから、だから…」


……あれ?


「だから…嬉しくて、やっと会えたと、思って…?…私、パジャマ…?」


高鳴る胸に思わず手を添えると肌触りで違和感に気づいた。それは完全に私の寝る時の姿。ワンピースのパジャマ姿…に、


「ローファー…」


靴だけは学校へ履いて行く茶色のローファーを裸足で履いていた。

分からない。訳が分からない。分からないといえば、そういえば私ここまでどうやって来た?歩いて?部屋はどう出た?鍵は?え、なんで?…というか、これってそういえば前にも…そうだ、あの時は…あれ?