あの人達なら本気でやりかねないと今回の事で私は気づいた。だったら今はいい子にしてその時を待とう。どうせいつかは出される家。なるべく穏便に行くように、今はただ静かにしようと思った。
全てはそう。あの人にもう一度会うために……なんて。
「ほんと、私って気持ち悪い…」
結局あまり頭に入ってこなかった読みかけの本を閉じ、私は部屋の電気を消した。あれからまだ見られていない彼の夢。
今日は夢、見られるかな…
私はそっと瞼を閉じる。
あれは本当に夢だったのかな…
また繰り返される自問自答。いつになったらこのループから抜け出せるのだろう。
トウマさん…



