もし私が発していたとしても、もうその空気に呑まれてしまいそうになっている時点で私の負けだ。私は私に負けている。そんなのダメだ。それでは何も変わらない。私はあなたに追いつきたい。あなたと対等になりたい。そして…あなたの、傍に立てるようになりたい。
「…トウマさんに、です」
「……え?」
「トウマさんと…私は、対等になりたいんです」
「……」
口にした言葉が、その場の空気を変えた。
ピタリと、流れが止まったかのように空気が固まる。動きが止まる。時間が止まる。
そこで私は…なんて事を口にしたんだと、気がついた。
「す、すみません!その、なんておこがましい事を…その…えっと、なんと言いますか、なんと言えばいいのか…えっと…も、目標、なんです」
「……」



