「あんたはさ、まだ学生だろ?それなのにちょっと休んだくらいでそこまで重く考える事も無いと思うけど。誰に迷惑かけるでも無いし、しかもそれで良いって周りは言ってんだし。だったら子供らしく今のうちに甘えておけば?って俺は思うけど」
「……」
「別にそれで困る事もないしなー。今だけだぞ?そんな事出来んのも。特権だよ特権、子供最高」
なんて、やけに自信ありげに語るナツキさん。…というか、当たり前だろ?みたいな雰囲気をその表情、口調から醸し出している。
「……」
子供らしく…甘えておけば、か…
そんなナツキさんを見て私は、黙って考えを巡らせた。
ナツキさんの言葉は…確かに正しいのかもしれない。確かに私は子供だ。まだまだ何も知らないし、人に守って貰って、手を貸して貰わないと何も出来ない子供だ。
だからそんな私に、今は甘えればと彼は言う。…甘えればって…そうだとしても…でも、
「…それは、誰にですか?」
私が尋ねると、ナツキさんはキョトンとした顔をした。



