結局、私の口から出たのはその言葉だった。私は、私の気持ちに負けた。行きたくないなと尻込みする気持ちがその場を制したのだ。
チラリと、トウマさんの様子を窺った。良いよね?合ってるよね?なんて、そんな気持ちで彼を見たと思う。そうしたらトウマさんは、私の答えに安心したような表情を浮かべていて…なんだ、そっか。やっぱり間違ってはいないよね、なんて思った。
うん。とりあえずはそれで良いんだと思う。まだ別に急ぐことも無いって以前トウマさんも言ってた事だし、きっと明日休んだ所で問題は無いだろう。何よりトウマさんがそう言ってくれているんだし。そう、大丈夫、大丈夫。
…なんて、自分に言い聞かせるように心の中で呟いた。間違ってはいないと分かっているのに…なんだろう、その時の私はすごく後ろめたいような気持ちで一杯なのだ。後ろめたい…うん、そう。それは罪悪感。
なんだかとても罪悪感で一杯で、悪い事をしているような気分だ。…悪い事…では、無いはずなのに。…違う、でも…いや、そんな事…でもやっぱり……なんて、私はずっと、ループにまた囚われる。
……だからであろう。だから私は…次の日。トウマさんを見送ってナツキさんを迎えた後、色々パタパタしていたナツキさんがソファに座って落ち着いた時を狙って、声を掛けてみた。
「…ナツキさん」
「ん?何?」
「私、今日学校を休んだんです」



