そう言ってーーついに、トウマさんは真実への道を示した。
「初めて会った時、君の事を俺はもちろん知らなかった。それでも俺は君に興味を持って…君の迎えを見た時に、君が藤堂さんの家のものだと分かった」
「…え?」
「藤堂さんの所とは知り合いで、何度かあの運転手を見たことがあったんだ。だから二回目に君に会った時、君を家まで送り届けることが出来た」
さらりと告げられた真実。藤堂は私の名字で、それはまだ私の口からは誰にも言っていないものだった。だからこそ、それは本当なのだと信じる事が出来た…というか、信じる事しか出来なかった。



