「嘘をついた事がありますか?なんて、そんな聞き方しか出来なくて…本当にすみませんでした。違うんです、私が知りたかったのはそういう事じゃない」
…でも、きっともう大丈夫。
例えそこにどれだけ距離があったとしても、そこに向かう事が出来るのならばそれだけで違う。何も分からないまま歩みを進めるのとではまるで違う。そうだ、近づきたいのなら、私はそこへ向かえばいいだけだったんだ。
「…初めて会った時からずっと…あなたは、誰だったんですか?」
あなたは誰ですか、それは過去に尋ねた覚えのある問い。そして何度も抱いてきた疑問。
「何故あなたはいつも…私の前に、現れてくれるんですか?」
こんな意味の無い私の前に、何度も現れるあなたは一体…



