…そう。ついにその日は来たのだと、私は理解した。自分の言った事、感じた事、口から出た言葉全てが整理されていく。私は今、ここで知らなければならない。でないと私はきっと、きっと…
「……変な事ばかり言ってすみません。…でも、私、きっと後悔すると思うんです」
それを今聞かないと、きっと私はずっと疑っていく事しか出来なくなってしまうだろうと、そう思った。
もし今それを聞かなかったとしても、それを知りたいといつかは思う時が来ると思う。きっと知らない振りをしたとしても、それはこの先心に出来た小さな黒いシミとなり、根深く私の中に染み込んで綺麗に消え去る事は無いのだろう。そしてずっと、私は現実に怯え続ける事になり、真実を知るタイミングすら逃してしまうのだろう。



