ここに在らず。



私の知らない事、知らない場所、きっとまだまだ有る。身近にすらこんなにあるのだから、これから先大人になったらもっと沢山の事が待っているはずなのだろう。…そう、待っているはずなのだ。だって、外の世界はこんなにも沢山の物や人で溢れている。……けれど、


「…私は、これからどうなるんだろう…」


見えない未来。不思議ともう、不安は無かった。恐怖も無い。もう何も感じないのだと気づいた。


「もう…どうでもいいや。もうどうなっても…」


こんな事を思っても、私の瞳から涙は出なかった。決心がついたのだと思う。私の人生に何かを求める事をやめる決心が。もうどうでもいい。どうだっていい。これ以上辛い思いはしたくない。求めるから、辛く感じるんだ。