辿り着いたいつも通りの学校。向かったのはいつも通りの教室。そこに居るいつも通りの生徒達。
全てがいつも通りな筈なのに、全てが私には違って見えた。…いや、もしかしたらやっと、本当の見え方が出来たのかもしれない。
ーー色の無い世界。真っ黒な世界。そこには微かな光すら見えない。
…この世界は私の存在を、必要としていないーー
真っ黒に染まる目の前の空間に、無表情な生徒達に、私はやっとその現実を受け入れる事が出来たみたいだった。
いつも通りに席に着いた私だったけれど、立ち上がりロッカーへと向かう。いつもならこのまま担任の教師が来るのを待ち、その後授業が始まるはずだった。でももう私は…そんな日常がどうでもいい。



