結局辿り着く答えはここだと、そう分かってはいる。分かっているはずだ。…それなのに、
ーーでもこれは、現実だよ
誰かがそう囁く声が聞こえる。頭に響いてくる。するとその時、コツコツと何かが聞こえて来る。何かが迫って来るような感覚がする。
…嫌だ、怖い…!
その何かを確認する事もなく、感覚のままに私はくるりと、進むべき方向を変えて走り出した。
コツコツと、足音のような音はいくら走っても消えはせず、それに煽られるように頭の中はグチャグチャにされていく。
怖い、トウマさんに会いたくない、何故かなんて分かりたくない、でも現実だとしたら、もしかしたら、でもそんなの、そんなの、怖い、怖い…怖い…!



