ここに在らず。




ーー気がつくと、私は夜道を歩いていた。

見覚えのあるこの道は、いつものあの公園へと向かう道。この真っ直ぐ先にはトウマさんの居る公園がある。その証拠に、先にはぼんやりとあの外灯の丸い光が見えている。

黙々と歩く私。当たり前にそこへと足を進めるのはもう無意識のもの。それは身体に染み付いているとさえ思えた。でも…


「……」


ピタリと、私は歩みを止める。

視線を身体に移し、自分の服装を確認してみた。するとそれはいつもの如くワンピースのパジャマで、靴は学校用のローファーを裸足で履いている。