その頃の私はいつも暗闇に怯えていて、初めて手に入れた希望を大切にしまいこんで…。…そういえば、最近の私は暗闇に閉じ込められるような事が無くなった。何故だろう。今でもあの、迫り来る闇と音のなくなる世界は鮮明に思い出せるのに。でも私はもうここ最近…ずっとそこには…
…あぁ、そうか。
「やっぱり始めは、結局夢だし何の意味も無いと、こんな夢を見る自分を虚しく思っていたのですが、その時夢だからこそ好きな時に会えるのだと、トウマさんがおっしゃって…それから私も、夢だからこんな事が起きるのだと、夢だからこんな私でもトウマさんに会えるのだと思うようになりました。それからは気持ちが、色々とすごく楽になりまして」
そうだ、夢にトウマさんが現れるようになってから…夢だからこそと、夢を受け入れるようになってから、私はその頃から暗闇の気配を感じなくなったのだ。



