ここに在らず。



ーー現実と向き合う事。

それは現実のトウマさんと夢のトウマさんを区別する事だと、私は思った。そうすればあの時気づいた自分の勝手な想いも許せる気がした。

確かに、温もりをくれるのなら誰でも良かったのかもしれない。でもそれをくれたのは夢のトウマさんで、他の誰でも無い。だからそんな夢のトウマさんが好きだというのなら、それなら私はすんなりと納得する事が出来た。

それはきっと、あの日トウマさんが嬉しいと言ってくれて、私の言葉の意味をどう受け取ったのかを教えてくれたおかげ。トウマさんの…夢のトウマさんのおかげ。


結果、そのトウマさんが私が作り上げたものだとしても、その彼に助けられていて、私にとって無くてはならない存在である事は事実。