お互いがたち上がり、相手の人の顔見た。



ぶつかった相手は、やっぱり私より背が高く、茶髪の癖がある髪に、入院患者の服装をした男の子だった。


見た目からして、同い年かな?




「あ、その制服…。」


男の子は、私の制服を見て驚いていた。



「制服?

制服がどうかしました?」


尋ねると


「俺、そこの高校に通ってんだよ

ま、もう行けないけどねー」



行けない?、なんでだろ?



「どうして行けな「ねーねー、そいやーさ?

なんでこんなとこにいんの?」」


遮るかのように、聞いてきた男の子は、不思議そうに聞いてきた。



「知り合いのお見舞いです。」



そういうと、「そりゃ、お見舞いしかないよな(笑)」と言って笑っていた。



「じゃ、俺行くわ。」


「じゃーな」そういうと、くしゃっと、私の頭を撫でた。



―――ドキッ



急に頭を撫でられてびっくりしていると、男の子はそのまま、私の後ろを通っていった。