小さなキセキ





「で、恋かもしれない。ということね?」


「ということ、です。」



次の日、学校のお昼休みの昼食中、真依に昨日あったことを話した。




「どうだろうねー?」


真依は、お弁当に入っている卵焼きを食べながら言った。


「恋、なのかなぁー?」


「んなもん、あたしに聞いてもわかんないよー(笑)


あ、また会いに行ってみれば!?」


冗談なのか本当なのか、お弁当を片付けながら真依が言う。


「えー…、てか麻衣が男の子を見てみたいだけでしょ?」


「ま、それもあるかなー?(笑)」


「もう。」



本当は、会えるかもって思ったら凄く嬉しい。



結局、今日の放課後は真依と病院へ行くことにした。