乃亜side



___6月

体育祭の季節がやってきました。


《いちについて、よーい、、´パン!!´》





《1組はやい1組はやい!4組追い抜くか!》



レース終盤

会場はさらに盛り上がりをみせる



「(アンカーの前走者なんてプレッシャーだよー、、。)」


《1組独走しています!100mもの差が広がりつつあります!》



半泣きになりながら1位でくるバトンをしっかり掴んでパスを繋ぐ。


次パスを繋ぐのは



零。




このまま零にパスできれば1位なんて余裕。

がんばるんだ私。

がんばっ、




ズデっ、「いっ、、た、」


半泣きで走ってた涙が溢れだした。




〈なにやってんだよ、ちゃんとしろよ〉

同じクラスの人達の口からこぼれる言葉




零「乃亜ーーーっ!立て!」

30m差に縮まってしまった。



あとちょっと、

もうすぐで零のもとへ、。





後ろから追い上げて来た走者とほぼ同時にパスを繋いだ


「ごめんっ!、、」

泣きながら吐き出すように謝った。


零「まかせろって。」



パスを繋いだ後も余裕そうに返事を返して走っていった。


どんどん差をつける

そして








《1位1組!》



「うっ、、わぁああん、、」


走り終わった零が急いで来てくれた


零「お前ホントどじだな。(笑)」

って言って頭をくしゃっと撫でる