「ねえ、勇太・・・春喜君のメアド持ってたらくれない?」
・・・頼むっ持っててくれ!
「あぁ、もってるぜ。いいよ」
キタァーーー!
「あ、ありがとぅ。」
キタ―よっしゃまず第一段階クリア!


「よし!でわ美香によるれいなのための両想い大作戦はじめるよ。」
・・・え、ええ!なにそれぇ。ってか両想いになるなんてむりだってば。
「大丈夫。美香をなめんなよっ!」

ってか、今だって春喜君女の子としゃべってるし・・・
「でわ、まず第一ミッション!・・・春喜君のメアドをゲットせよ!
いやいやいやいや無理っしょ。
「美香ぁ。それは第一ミッションにしては、だいぶむずいって」
でも、春喜君のメアド・・・ゴクリ・・・欲しーい!!
って、気が付いたらなんか美香、勇太のとこいるしい。

ってなわけで、私は念願の春喜君のメアドをゲットしたのだ!!

キーンコーンカーンコーン

どさっ

「ふー今日も一日つかれたぁー」
・・・あれ。待てよ。なんだっけ家に帰ったら。
あぁぁ!!春喜君にメールしなきゃ。
んーなんて送れば・・・
じゃ、じゃあこんなんでいいかな?


{いきなりすみません。私、春喜君と同クラの愛澤れいなです!勇太にメアド教えてもらいました!よかったら、登録よろしくね。}

送信っとー
あーヤバい。めっちゃ緊張ー

ピロン

わ、わーーもしかして・・・

き、きたーーーー!!
{登録したよー!これから、よろしくねー!}

わ、わーー。めっちゃ嬉しー。

ピロン

ん?だれ・・?

春喜君ー

そう画面に表示されていた。

{何度もごめんねー。ちょっと暇だから、相手してよ(笑)}

え、えーー。うそ。やっばっ。んーひとまず
{もちろん。いいよー。}

そしたら一分もたたずに返信が来て・・・
{ありがとー。そういえばさ。愛澤って好きな人とかいんの?w}

―ズキン
なにそれ。私が好きなのは、春喜君なのに。
{えっ。いないよーw}
こーいうしかないでしょ。

{へーそうなんだー。俺はいるよー。}
っへ?知らないよ。ってか何話すのかと思ったら恋愛相談?聞きたくないよ。
好きな人の恋愛相談なんて。

{うっそー。いるんだー。だれだれ??}
聞きたくない。でも勝手に手が動いて・・・

ピロン

やだ。見たくない。

そのあと私は泣きながら、ベットに飛び込んだ。

「れいなー。ご飯よー。」

あ、おかあさん。

「ごめんーダイエットしてるからいらないー」

その夜はすぐ寝た・・・。