俺が雫ちゃんを奪うっつうことは、森陸斗って人と同じことをするってこと。


「バカサルに何するかわかんないから。
本当覚悟しといたほうがいいよ。」


「大丈夫!!
何があっても俺、アイツに負けねえから!」



雫ちゃんが好きなのは、
何があっても変わんない。


「何か自信満々だけど、
そんな顔じゃ説得力ないっつーの。」


メイカちゃんはそう言って絆創膏をぺたりとはった。


「よし…
まずは俺、雫ちゃんに謝る。」


「もう帰ったんじゃね?」


「だからメイカちゃん
雫ちゃんの携帯教えてください。」


「はいよ。」



雫ちゃんの連絡先をゲットした俺は、家に帰った。



邪魔者はさっさと退散ってな…