涙雨[ナミダアメ]

大学を後にし、
守の家に来ていた。


「雨…やまねえな。」


「ああ。」


「なんかさ、雫ちゃんが泣いているみたいだな。
雫ちゃんの変わりに。
涙の雨だ。」


「なんだそれ。
お前やっぱり京野先生に惚れたろ?」


「惚れる?
惚れたるってなに?」


「本気バカ。」


俺はまだ気づいてなかった。


この気持ちに。