ねえ、 だからなんなの? 「葵っ!!」 周りの視線をうっとうしいと思いながらも気にしないでいると、パタパタと美咲が駆けてきた。 「ちょっ…… 本当にあのまま進展しちゃったの?」 「は?」 朝からワケの分からない質問に、眉をしかめて問いただす。 「新條くんの好きな人! 葵だって学校中の噂だよっ!!」