「お前も自分の容姿活かして、こいつに近づいたわけ?

 こいつの体、いいだろ?」


「…っ」



まるで自分の所有物のような言いぐさで
瑛太を挑発する拓先輩。


カァッと熱くなり、
さすがに手をあげようと思った。


けど……




ドカッ!!と鈍い音が響き
驚いて目を開いた先にいたのは



「ってぇ……」



瑛太に殴られた、拓先輩の姿だった。