天才少女



「ッ!」


ガバッと起き上がる

周りは草木

自分の服は見慣れたセーラー服

手には、何人と斬り殺してきた刀

どこだここは?




不意にざざっと音がした

反射的に鯉口を抜き、居合いの要領で刀を音の方向へ…


「!」


そこには、男の姿があった

着物をきて、髷を結った

まるで、まるで侍のような姿の男が