約30分後―…                 「ここがあたしの家だよ。」

そこにあったのは軽く100坪はある洋風の家だった。
「…すご……。」

「まぁ入って。」      
門だけでもセキュリティチェックがある。

【ピッピッピッ。】

【ガラガラ―】

「すごいなぁ結花璃の家。」

「そうですか??普通ですって。」

「普通ちゃうって。」

玄関までも50メートルはある。

【ガチャ】

「ただいま帰りました。」
結花璃がそう言うと。

テレビみたいに、

「お帰りなさいませ結花璃お嬢様。」

「お父様は???渋井。」

あきらかに執事らしき綺麗な女の人が言った。

「旦那様は書斎でお仕事をなさっています。」

「お母様は???」

「奥様はリビングにいらっしゃいます。」

「分かったわ。下がって渋井。」

「はい。」

そう言って執事さんはどこかに行ってしまった。

「まずお母様に話してみよ。」

「うん。」