「やっぱり嘘つくんだね。」
「嘘じゃないって!!!」
「翔太から聞いたよ。」
「っつ。」
「やっぱり蓮嘘つきなんだね。あたし別れるから。」
「待ってくれ。本当に嘘はつかないから。」
そういわれてもあたしの気持ちは変わらない。
「ごめん。別れる。じゃあ。弥瑠と幸せに。」
「待ってくれ。」
そう言う蓮を後ろにあたしは去っていった。
そういえば翔太ともこんな終わり方だったよね。
何であの時みたいに悲しくないんだろ???
「茜。あかねぇ〜。」
「どうしたの??２人して。」
そこにいたのは榛と潮花だった。 「別れたの??蓮先生と。」
「うん。」
「「そうなんだ…」」
「大丈夫だって。」
「大丈夫じゃないだろ??」
あたしでも榛でも潮花でもない翔太がいた。
「ごめん。こいつ帰るわ。」
「うん。じゃあね。茜。」
榛と潮花はニヤニヤ笑っている。
