「痛った。」

あたしは皿で太ももを2、3ヵ所切ってしまった。

「おい!!!!大丈夫か???」
「大丈夫やって。ちょっと切っただけ。」

「お前女の癖に傷が残ったらどぉすんねん!!!!」

「大丈夫やって!!!」

「大丈夫ちゃうわ!!!!」

そう言って翔太は救急箱を持って来た。

ベリッ。

翔太はあたしの太ももに絆創膏を貼った。

「ありがと。」

「どーいたしまして。」

「じゃあ割れた皿とか片付けるね。」

「じゃあ俺もやるよ。危なっかしいからな。」

「うん。」

そう言って翔太はエプロンを持ってきて着けた。

「以外と似合うね。」

「そりゃどーも。」

「はいはい。」

「よし、やるか。」

そしてあたしは皿洗い。

翔太は割れた皿の後片付け。

「終わったぁ♪♪」

「俺も♪♪」

「…じゃああたし帰るね。」

そしてあたしはエプロンをとって帰ろうとした。

「待って。」

あたしは翔太に引き留められた。

あたしの心臓はドキドキどころかバクバクいってる。

「ん???」

「……」

「どーしたの??翔太??」

「あの…さ…俺で良かったら相談相手になってやるよ。」

「うん。ありがと。」

「いつでも待ってるから。」

なんだ……相談相手か…

って何をあたしは期待してたんだ!!!

「うん。それじゃあ困ったら来ます(笑)」

【ガチャ】