「あの……蓮さんのことあたし好きだけど…翔太のことも……」

「でもいいよ。」

「でも…蓮さんのこと傷つけちゃうかもしれません……」

「それでもいい。俺と付き合ってください。」

「………それでもいいですか???」

「あぁ。」

「…お願いします。」

「ほんとに!!!やったあ!!!」

蓮さんは子供のようにはしゃぎまくった。

(良かったんだよね。これで、いつまでも翔太を引きずるわけにもいかないからね。)

あたしは赤くなりながら笑っていた。

「茜。」

「はひぃ!!!」

緊張してはひぃ!って言っちゃった。

「ねぇ茜。茜って俺の彼女だよね???」

「そうですよ??」

「じゃあこれから帰り迎えにいっていい???」

「良いですよ。蓮さん。」
「良かったぁ。でも敬語と蓮さんっていうのも止めてよ。カレカノなんだから。」

「はい。じゃなくてうん。」

「よろしく。」

「よろしく。」

あたし達は夜景を見ながら帰った。