「どうせ、明日から嫌なほど食べれるのになんでイタリアン!?」
あたしは前菜を食べながら言った。
「いいじゃん、最後ぐらいバシッっと決めて行きたいじゃん?」
「まぁいいか…」
そして、1時間後-…
「お腹いっぱいい…」
「美味しかったな☆」
それからあたしたちは家に帰った。
「ただいまぁ…」
「おかえりなさーい♪」
!!!?????
なぜ家の中から声がする??
急いで帰るとお母さんたちがいた。
「母さんなんでいるんだよ!」
「だって明日から翔太留学でしょ?最後に一度だけは顔見ときたいなって。あとね…」
「あと??」
「母さんたち、アメリカに正式に出張する事になったのよ。」
「出張!?」
「そうなの、栗木グループと統合したいって会社があってね。統合しちゃう事になったのよ」
「統合!?」
翔太は御母さんが何かと言う度に驚いてる。
「あとね、茜。」
お母さんが呼んだ。
「どうする?アメリカに行くか、ここに残るか。ここに残るんだったら一人だけど。」
「ここに残る!!」
だって翔太の帰り待たなきゃ!!

