もう明日翔太は行っちゃうのかぁ…

さみしいなぁ…

あたしはそう思いながら翔太を見た。

「何だよ。」

「いやなんでもない…」

「ならこっち見んな。」

は??

何でそんなに冷たいのぉっ…

気付くと涙がこぼれていた。

「っおい!!何で泣くんだよ!!」

「っだってぇ…」

すると後ろに居た潮花が

「あーっ翔太君茜泣かしたぁ!!」

そのとたんいままでうるさかったバス内がシーンとした。

「っちょっ…茜ぇ泣くなって!!」